脱毛サロンの脱毛は永久脱毛とは呼べない理由

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剃っても抜いても生えてくる全身のムダ毛。手間が掛かって面倒だし、処理をする時間が勿体無いと思うことはありませんか。
自己処理から解放されたくて、いっそのこと永久脱毛をしたい!と検討している人に注意して欲しいことがあります。
最近は、色んな脱毛サロンが巷に溢れており、広告やCMなどで脱毛の宣伝を行っています。脱毛サロンの中には、「永久脱毛」を謳っているところもありますが、本当に永久脱毛が可能なのでしょうか。
実は、脱毛サロンでは永久脱毛はできません。
では、「なぜ、脱毛サロンで永久脱毛ができないのか?」「永久脱毛ができないのに、どうして永久脱毛を謳っている脱毛サロンがあるのか?」を説明します。

脱毛サロンは永久脱毛ができない

永久脱毛は医療行為です。医師法17条には、医師以外の者が永久脱毛を行った場合、医師法違反になると記載がされています。毛は毛母細胞が細胞分裂することで成長するのですが、医療機関での永久脱毛の場合にはその毛母細胞を破壊して毛を再生させないようにする施術を行なっています。一方の脱毛サロンは、光を照射することで毛母細胞を刺激して毛母細胞の働きを弱めることはできますが、光の出力が弱いため毛母細胞を破壊することはできません。よって、永久的に脱毛ができる訳ではないのです。
現に、脱毛サロンには医師や看護師は常駐しておらず、研修を積んだスタッフが施術を行っています。
万が一、脱毛サロンのスタッフが、毛母細胞を破壊する脱毛行為を行っていた場合、これは違法にあたります。

永久脱毛にはどんな種類があるの?

脱毛サロンで永久脱毛ができないということは分かりましたが、どの脱毛方法なら永久脱毛が可能なのでしょうか。
まず挙げられるのが、脱毛サロンで取り扱っている光脱毛とメカニズムが似ている、レーザー脱毛です。
レーザー脱毛は、光脱毛に比べるとパワーの強いレーザーを照射することができるので、毛母細胞を破壊することが可能です。しかし、レーザー脱毛でも100%永久脱毛が可能という訳ではありません。
その為、永久脱毛とは明示せず、永久減毛や不再生脱毛としているクリニックもあります。
永久的な効果がある脱毛方法といえば、ニードル脱毛です。ニードル脱毛は、ムダ毛1本1本に細い針を刺して、電気や高周波を流して毛母細胞を破壊します。その為、脱毛効果は非常に高く、永久脱毛も可能です。但し、時間が掛かることや、強い痛みを感じること、費用が高いことなど、デメリットが大きい方法でもあります。

なぜ永久脱毛を謳っている脱毛サロンがあるの?

永久脱毛は医療行為なのに、どうして医療機関ではない脱毛サロンが永久脱毛を謳っているのでしょうか。個人的な脱毛サロンでは、こういった法律に関する知識がない場合があります。こういった脱毛サロンは、知識だけでなく技術面や料金でも不安がある場合があるので注意した方が良さそうです。永久脱毛には、「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である」という定義があります。脱毛サロンが扱う光脱毛も、回数を重ねることでムダ毛がほとんど生えてこなくなることから、この永久脱毛の定義に該当するとして、永久脱毛を謳っている場合もあります。永久的に脱毛が可能という言葉に惑わされずに、どんな脱毛方法で脱毛をするのか、しっかり確認するようにしましょう。

まとめ

脱毛サロンで行っている脱毛は、永久脱毛とは呼べません。それは、医師法が関わってくるからです。しかし、脱毛サロンで扱っている光脱毛でも、永久脱毛の定義をクリアする効果を期待することは充分にできます。
施術回数はかかりますが、続けることでムダ毛のないツルツル肌を手に入れることができるので、永久脱毛じゃないから効果がないという訳ではないので安心してください。逆に、脱毛サロンなのに永久脱毛を謳っているサロンには注意が必要です。
正しい知識を持って、満足できる脱毛効果を得てください。


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